山林賃貸契約書

      賃貸借契約書

物件:    ○○○○が○○○○に所有する山林
物件所在地: ○○○○
   (物件を示す図面は別紙)

賃料:    1年 金○○○○円(固定資産税評価額の1割相当額)

上記につき貸主を甲とし借主を乙とし、下記条項を双方承諾の上、契約を締結する。

 

第1条 賃貸借の期間は2014年○月○日より2019年○月○日までの5年間とする。ただし必要があれば当事者合議の上契約を更新することもできる。

 

第2条 賃料は毎年○月○日までに、乙は甲に持参し支払うこと。または甲の指定する銀行口座へ振り込むものとする。

 

第3条 甲はその所有に係わる上記表示の物件を乙に、別に定める条項に反しない範囲で山林を多角的に利用する目的で賃貸し、乙はこれを賃借した。甲の書面による承諾なくして、条項に反する利用、賃借権の譲渡、転貸をしてはならない。

 

第4条 乙は下記の条項に反しない範囲で山林を多角的に利用することができる。

①次に示す樹木は伐採しない。

・ 胸高直径○○cm以上の天然の○○○

・ 胸高直径○○cm以上の○○○。

・ マークした樹木。 ただし、間伐の必要が認められる場合は甲の承諾を得て伐採してもよい。

②植樹はしない。

③焚き火はしない。歩行喫煙の禁止。火をつけた煙草は持参した灰皿ケースで消し持ち帰ること。

④作業道など土地の改良を行うときは、甲の承諾を得ること。

⑤小屋など設置物については、契約中、契約終了時の状態について甲の承諾を得ること。

 

第5条  乙が伐採し売却した場合、その収益金は、甲○割、乙○割で収入のつど分収するものとする。

2 前項の収益金とは、伐採、加工および運搬などを行った経費を差し引いたものとする。
3 乙が伐採した木を再加工し商品として利益を得た場合、伐採した木の市場価格から上記第2項の経費を差し引いた額を参考にして、甲と乙の合議による価格で上記第1項の分収を行う。

 

第6条 公租公課などは甲の負担とする。その他、必要な経費が生じた時は甲と乙の合議の上負担割合を決める。伐採を禁止した樹木を伐採した場合、乙はその樹木の市場価格で弁償する。

 

第7条 乙は契約期間が満了したとき、利用した樹木、甲の承諾を得てつくられた道、契約終了後の存続に甲が同意した設置物以外は原状に回復して甲に返還する。ただし、災害その他の不可抗力、修繕または改良行為による形状の変更または通常の利用によって生ずる形質の変更については、乙は原状回復の義務を負わない。

 

第8条 使用する道が他地主である場合や、借地が他地主との隣接地である場合、トラブルが発生しないように次の項目に甲乙が注意する義務がある。
① 甲は関係する地主に乙が借地して利用することを伝え、使用する道、境界線について合意しておく。
② 甲が必要と判断した場合、乙は関係する地主にあいさつをしておく。 ③ トラブルが発生した場合は、甲と乙は共に誠実に解決の努力をする。

 

第9条 乙が本契約条項に違反したとき、賃料を滞納したときは本契約を解除する。

 

第10条 本件に関し紛争を生じた場合は、甲乙とも民法の法規に準じるがなるべく道義的に解決すること。  
上記契約の証として本契約書を二通作成し、甲乙双方署名捺印の上各一通を保有する。

 

2014年 ○月 ○日

貸主(甲)住所  氏名

借主(乙)住所  氏名



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