炭素循環農法に挑戦中

 むかしやさい研究会では、窒素肥料は入れず、廃菌床やチップや半生の草など炭素率(C/N比)の高いものを土壌改良材として入れていく「炭素循環農法」に取り組んでおります。

 

  取り組みの内容は、瀬尾良二の リョージ農園奮闘記 をご覧ください!

 

 またさぬき市内から出る剪定枝や伐採竹林も炭素素材として循環させ土に帰してまいります。

 

 「炭素循環農法」の実現には有機栽培独自の「農業技術的な課題」もありますが、炭素資材を循環させ土に帰す「社会的な課題」もあるのですが、現在チームを組んでこの課題に取りくんでいます。 

 

お問合せ・見学のお問合せ

〒769-2105 香川県さぬき市末714
瀬尾良二(せおりょうじ) 080-4035-1831(直通)

※農繁期は見学はお断りさせていただく場合があります。ご了承ください。

※フェースブックをご利用の方はお友達申請ください。

 

 

社会的に炭素資材を循環するために(むかしやさいの場合)

  【1】 庭や休耕田で、草・木・竹の伐採

各家庭から出た、草・木・竹の伐採いたします。


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  【2】 選別

 用途に応じて選別する。

 草            → 炭素資材として、粉砕して「むかしやさいほ場」で利用
 太さ2センチ未満の剪定枝 → 炭素資材として、粉砕して「むかしやさいほ場」で利用

 太さ2センチ以上の剪定枝 → 枝打ちした上で、バイオマス燃料として活用

                (薪風呂、薪ストーブユーザーさまへ販売)

 太さ2センチ未満の竹   → 炭素資材として、粉砕して「むかしやさいほ場」で利用
                (配送の関係上、長さ2メートル程度でカット)

 太さ2センチ以上の竹   → 検討中(利用方法を検討)

   

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  【3】 粉砕

 剪定枝を当ほ場で保有しております粉砕機でチップ上にします。

 

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  【4】 田・畑に散布

 炭素資材として、田畑に散布いたします。

 

 

 

香川県で炭素循環農法
剪定枝を収集しています。チップ化して畑にすきこみます。

皆さまへのお願い

 

 草木などの剪定枝、伐採竹などを利用した「炭素循環農法」の実現のためには以上のような多段階のステップを踏みます。

 当農法には化学肥料や農薬などの工業製品を利用しないため、肥料代や農薬代などの経費はかからない半面、多段階で地域内で炭素資材が円滑に循環する「しくみ」が必要です。

 いわゆる有機栽培自体の技術的な難しさもあるのですが、それ以上に「循環型の農業を実現する社会的な難しさ」も大きな課題ではないかと思っています。

ついては・・・

 特にさぬき市「志度地区」「末地区」「造田地区」「長尾地区」の近隣の皆さまで、このような取り組みに関心のある事業所、個人、農家の皆様との連携を図っていくことが不可欠です。

 

【1】「炭素循環農法」にチャレンジする農家さんを増やしたい!
 近隣の農家、家庭菜園をなさる方で、「炭素循環農法」にご関心やご興味のある方はぜひ当農園までご見学にいらしてください。


【2】「炭素循環農法」のサポーターを増やしたい。

 上に書かせていただきましたとおり、「炭素循環農法」を実現するためには、採算面も含めた「社会的な課題」を解決していく必要があります。 このためには行政関係者はもとより企業関係者、NPOなどの第三セクターとの連携も必要であります。

 事業推進上のヒントなど頂くこともとても大変有意義です。

チッパーから炭素資材を作っています(動画公開中)